
私的発言を都合よく使われる怖さ
いろいろと話題になっているワンテーブル(多賀城市)の件ですが、別に私はここの社長を擁護しているわけではなくただ単に、「いつどこで」「誰を相手に」「どんな状況で語ったものか」不明な音声を、天下の新聞社が記事の補助材料として公開するのはどうなのかなと思っているだけです。
ましてやそれがプライベートな空間で、あるいはお酒の席などであったなら、その発言に責任を取る必要はあるのでしょうか。つい気持ちが大きくなったり、あることないこと語ってみたり、話に色を付けて盛り上げようなんてすることはごく普通にあるわけで、私はそれは自由だと思いたいです。
彼が手掛けた官民連携事業と、どこか非公式の場で発した不適切な言葉はあくまで「別のもの」であり、恣意的に関連付けて提示されるのはよくないと思います。もっと言うなら、この社長がお詫びをするのはいいとして、辞任する必要はないとさえ思っています。
便乗して責任を押し付ける国見町
福島県国見町は先月、河北新報による一連の報道を受けるかたちでワンテーブルとの契約や協定を解除・解約しました。そして先週末から今週末にかけて町内各地で説明会を開き、町民に理解を求めています。<行政機能ぶんどる><超絶いいマネロン>などの社長発言は「看過できない」「信頼関係は崩れた」として「今後一切の関係を持たない」と、町民に向けた文書で引地町長は訴えました。
「町はだまされた」と言いたいのかもしれませんが、町民はどう受け止めるでしょう。
地元テレビ局のニュースがその様子を伝えていますが、やはり多くの人たちは高規格救急車12台を所有する経緯について疑問をもっており、引地町長の答弁に「しっくりこない」印象のようです。官製談合の疑念さえ出ているこの問題。私はワンテーブル側だけの責任ではないと感じています。